漫画論表 vol.3〜バタアシ金魚〜

ドラゴンヘッドなどでも有名な望月峯太郎作品。
かなり初期の作品です。
因みに映画化もされており、今や懐かしい筒井道隆高岡早紀の主演。
主人公はカオルという青年。カオルの片思いの役がソノコ。
ソノコは水泳部で、部活の最中にカオルに一目ぼれされてつきまとわれるという
一見、単なるストーカーなんじゃなかろうかって気もしてしまうが
そこはカオルの一途な想いが我々読者を騙している、と私はずっと思っている(笑
そのカオルは一目ぼれしてそのまま水泳部に入るんだけど
当然、泳ぎは下手だし、自分を大きくみせようとしたり、我が強かったり
目的のためには手段を選ばなかったり
よくよく考えれば、あんまりいい男じゃないんだけど、なんとなくやっぱりいいなぁって思ってしまう。
なんだろう、それも含めて望月効果なんだろうか?まったくもって謎だ。
また途中、カオルのライバルで牛若丸というキャラが登場してきますが
また彼もいい感じで、ソノコに惚れてしまうんですね。
もうベタベタなんですけど、それがなぜかたまらない。
当然カオルと牛若丸は仲が悪い。幼稚な手で相手を落としいれようと躍起になる(笑
カオルのストーカーっぷりはずっと続くんですが、当然ソノコはそれを嫌がる。
しかし最終的には、結局カオルが好きだって事に気付いてしまう。
その事をわかっているのに無理に否定するものだから激太り(笑
最後はその事を認めると激痩せ(笑
カオルの水泳の上達っぷりにもワクワクさせられます。
私の評価は☆☆☆☆です。
次回は、この流れに逆らわずお茶の間にしようと思います。