正直、日本人だし
ここ数日、実は韓国人の男性と仕事をしている。
私はみなさんがご存知かどうかは知らないが日本人とウクライナのハーフで、
って言うのは真っ赤な嘘で、東京下町育ちの父と秋田育ちの母の間に生まれた。
という事で日本語が得意だ。当たり前か。
韓国人の彼もまた当然韓国語が主体である。
さて、困った。
会話ができないのである。
彼はほんの少しだけ日本語ができるが一般的な会話ができるレベルでもないし
私は私で韓国語なんて記号の羅列にしか見えないのが現状である。
ここで私たちは英語で会話する事に決めた。
英語は彼もそこそこできるようである。
しかし、私は中学・高校と英語の成績はそれなりに良かったもののいざ話すとなると別問題だ。
なにせ受験英語なのである。
話すにせよネイティブのような発音など無理があるし、
話す時も一度、自分の頭で英訳してから言葉にするので、いかんせん会話のリズムが悪い。
(しかしgooなどで和英辞典があるのは非常に重宝した)
しかしそれは彼も一緒だった。
だから傍から見れば、
「こいつらはなんなんだ?」
と見えた事だろう。
でも違う国の人となんとか会話ができるというのは
自分は「できる人」だという錯覚に陥るので注意が必要だ。
とりあえず、世間話の中で彼に聞いた。
「好きな食べ物はなんですか?」
そうしたら彼はこう答えた。
「納豆ですね」
な、納豆なの?韓国でも納豆ってあるの?それは水戸納豆なの?
という質問をしたかったが、それを聞いてもつまんない答えが返ってきそうだったので
そっとしておいた。
なにより日本に初めて来て、次の日いきなり二日酔いになっている彼はおちゃめだった。
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