悪徳商法

yukistyle2004-09-20

代々木公園で運動をして、飲み会があったのでそっちに繰り出しました。
ここで悪徳商法の話になったんですが、小田君って人が淡々と(?)
過去に受けた悪徳商法の話をしてくれました。
なんかイキイキしてて、
「こいつ、実は悪徳商法マニアか?」なんて思ったり。
いやー、実は私も過去に騙されかけた事がありまして。
なんせ、純粋なので。
「死ね」って思った奴はまず正しいので放置プレイ。
で、どんな悪徳商法だったかと言いますと
あれは私が大学3年の時でしたね。
いきなり携帯電話に見たこともない番号から電話がかかってきまして。
とりあえず出てみたら
「今、就職活動を支援するセミナーをやってるから来ないか?」というもの。
いやいや、そもそもなんで携帯の番号を知ってるんだ?って話なので
それを追求すると
「お友達から紹介された」と言いやがります。
その友達って誰だよ、って聞くと
「リストにはそこまで載ってないから、返答できない」くらい言いやがりました。
ま、ここまででかなり怪しいんですが、そのまま話を聞くとどうやら日曜に開催するとの事。
で、当時私は毎週土曜は狂ったように飲んでましたので日曜なんて無理だって言うと
携帯で電話するから(起こしてあげるから)と言うのですよ、奥さん。
じゃあ、そこまでしてくれるなら行かないわけにもいかんなと思い。
とりあえず、日曜の朝、本当に携帯で電話してきたので二日酔いの中新宿のとあるビルへ。
出迎えてくれたのはイケメンボーイ&ガール。
挨拶もそこそこに個室に通される。
ん?セミナーってもっと人多いトコでやるんじゃないの?なんて思ってるうちに
先ほど出迎えてくれたイケメンボーイ&ガール登場。
そしておもむろに資料提示。
そこには
【英語達人になろう】みたいな謳い文句。
は、話が違う。大きく違う。
「英語はどれくらい話せますか?」などど言ってくる。
ここで私はヤバイなって思ったので咄嗟に
「かなりペラペラですよ、帰国子女と間違えられますから」と嘘っぱちな事を平然と言ってのけるが
そこは修羅場をくぐって来たであろう悪徳商法ボーイ&ガール。
「じゃあ、実際に話してみましょうか?」
などど言ってくるじゃあないですか。
いや、ホント無理。ゴメン無理。
なので、体調が悪いので今日はそんな気分じゃないくらい言う。
そもそも体調悪いから英語話せないなんて意味わかんないし、それは向こうも勘付いていたでしょうね。
現に日本語は話してるわけだし。
そしたら悪徳ガールが
「じゃあITはどうですか?この先ITがないと生活できませんよ」ときた。
悪徳さんたちには悪いが私はこの時情報処理の資格を持っていたので、これは堂々と
「今の同い年の人たちで私よりできる人はなかなかいませんよ」くらいの勢いではねつける。
しかし、やはり黙っちゃいない悪徳ボーイ。
「でもウチのレベルは高いですから。ここで勉強すると大企業のトップレベルと同じくらいの実力がつきますよ」
この時、私は
「あぁ、こいつらには口じゃ勝てねぇ。どうしたもんか。」
と悩む。思春期並みに悩む。
大した解決策も見つからず、悶々と悩んでいると悪徳ガールが
「で、料金なんですけど」と言ってくる。
もう既に私は入ることになってるのか、あぁヤベェよ、これ。
「料金は80万になります」
は?は、80ですか?
「いや、もうそんな金はどこにも存在してないんで。いやむしろそんな金があればオカマバー行きたいし」
と言うと、またもや登場の悪徳ボーイが
「ええ、ですから私どもでバイトを紹介しております」
で、出たー。
絶対悪徳バイト。入ったら出てこれない、闇に抹殺されるバイト間違いなし。
あぁ、どっかの山奥に生き埋めにされてしまう。そんなのはイヤだ。絶対イヤだ。
しかも逃げる言葉すら見つからない。さて完全に困った。
「じゃあ、ここに判子でも押して下さい」
「でも」の意味がわからない。ヤベーよ、ヤベーよ。ピンチだ私。
ここで私は言う。
「いや、でも80万あったら親に仕送りしますよ。ウチ貧乏なんで。」
「先の見えない投資よりも今を考えますし、それに英語もITもそこそこできますから」
そこまで言うと、悪徳ガールが席を立つ。
そして戻ってきた悪徳ガールの後ろには、
で、出たー。悪徳ボーイ&ガールの総帥のようなわっるい顔をした初老ジジイ。
あぁ、ヤベーよ、ボスだよ、絶対。
もうこれはアカンわ、と思い席を立つ。
「失礼します」
一言言って二日酔いダッシュ。こんなに走るとリバースしちゃうってば。
途中、悪徳ボーイが
「お客様〜お客様〜・・・・・おーい、まてやー!」
と追っかけてくる。いや、ホント怖い。
必死でエレベータに乗り、走ってビルを出て近くのコンビニで一服。
悪徳商法の一部を覗き見た一日だった。
そして翌日、またもやしつこく電話がかかってくるので、意を決して出てみると
「昨日はありがとうございました」
何がありがとうなのかさっぱりわからん。
「それで他の方にも紹介したいので、小学校や中学校の卒業アルバムをお貸し頂けませんか?」
き、きたー。こうしてリストは業者に渡っていくのだと実感。
「いや、今実家に置いてあるんで無理です」と答えると
「じゃあ、ご両親に年賀状書きたいからとか言って、コピーでもとってくれないですか?」
などと平然と言ってのける。もう何が悪いかとかの判断すらついてない模様。
「それって両親にウソをつくわけですよね。そんなことできないですし、私の信用もなくなりますから無理です。」
と言った所で
「じゃあ結構です」
と言われて電話切られる。しかも切る直前に舌打ちしやがった。悪徳ガール2。
つか、よくよく考えれば私の携帯に電話がかかってきたって事は誰かがこの悪徳商法に引っかかったって事ですよね?
しかも友達を売ったと。
おーい、誰だったんだー?今なら言っても怒らないよ〜。
しかし飲み会の話を書くつもりがえらい長くなったな(笑)
という事で飲み会は夜中まで続き、2人の友人がウチに泊まっていきましたとさ。