よく言われる間違いではあるけどさぁ

yukistyle2005-06-27

この前、銀座からタクシーに乗りました。そして
国分寺までお願いします」
と頼みました。
そしたらタクシーの運転手がこう聞きます。
「どこで高速降ります?」と。
なので私は
「調布で降りてください」
と言いました。おそらく調布で降りるのが一番早いからです。
そしたらタクシーの運転手が即座にこう言い放ちました。
「それより国立・調布で降りたほうが早いよ」
私は
「いや、多分調布で降りた方が早いと思うんですけど。経験上」
と言ったんですが、そんな提案も虚しく
「それはありえないですよ。こっちはプロですから。」
と言われてしまいました。


・・・だったら最初からどこで降りるかなんて聞かないで欲しい。時間の無駄じゃん。
まぁそれはいいやと思い、乗っていると運転手は話しかけてきます。
この日、私は本当に疲れてて眠って帰りたかったんです。
だから
「最近、忙しすぎて全然寝てないんですよ。今も本当に眠くて。」
とさりげなく『寝たいんです』オーラを発したんですが
運転手はお構いなしに話しかけてきます。
しかも全部暗い話なんです。
やれ、この前友人が死んでしまっただの
仕事してても生きる気力が湧いてこないだの
家族は自分を無視して生活してるだの。


なんで私が慰めなきゃならないのさ。しかもその場限りの赤の他人。
結局そんな感じで寝れないまま、調布を通過して府中・国立で高速を降りて
しばらくすると運転手が
「南口でいいですか?」
と聞いてきます。
まぁ確かに南口なので
「ええ。結構です。」
と返答しましたが、まだ国分寺まではかなりの距離があるうえに
やっぱりどう考えても遠回りになっている。
しかし次の瞬間、すべての答えがわかった。
運転手がこう言ったんです。
「あー見えてきましたね。」
タクシーの先に見えたもの。
それは


国立駅



・・・国分寺だって言ってんだろうがぁ、ボケェーーーーーー!!
確かによくあるんです。
国分寺と国立を間違えるパターン。
「国」って付きますからね。両方とも。


もうこの時点で疲れ倍増。
うんざりした様子で私は運転手に問いかけます。

「もしや国立を目指してませんよね?私、国分寺に行きたいんですけど。」
そしたら運転手が
「えっ?そうなんですか?ずっと国立とばかり思ってて。」
「いやー、まぁでも近いですから」



そんなのはどうでもいい。謝れ。とにかく謝れ。
そしたらまだ私の怒りもなくなるはずだ。


しかし一向に謝る気配すらなく、そのまま国分寺を目指してタクシーは走ります。
そしてまたタクシーは私が思う、最短距離とは違う方向に走っていきます。


これはもしや・・・でも?



悪い勘は当たるもの。
タクシーの運転手から聞こえてきた言葉は


「もうそろそろ着きますね。西国分寺。」



私が行きたいのは国分寺だぁぁぁぁ!!!!!!!
『西』は付けるなぁぁぁぁああああああああああ!!!



もううんざり。っていうか降ろしてほしい。拉致だよ、もう。
なので、運がよくも悪くも西国分寺についたので、ここでもう降ろしてくれと頼むと



「いや、ここまで来たらちゃんと送ります。メーターも切っちゃいますから」
っていうかもう2万近くじゃん。普通なら1万5千くらいで行けるから。


まぁタダで帰れるならいいさ、ああいいさと思いそのまま乗り続け
無事、国分寺に着いたのでカードで払って降りようとした所
衝撃の一言が。



「あ、空車にしちゃったからカード使えませんよぅ」




殺す。ぶっちゃけ殺す。
どーすんだよ、銀行なんてやってないしさぁ。金払えないよ。
どーも空車にするとカードが使えなくなるらしい。ホントかウソかは知らないが。


しょうがないので、とりあえず家まで更に行ってもらい家にある現金を探す。
実は私は酔っ払って帰るとお金を変な所に隠す癖があり、それに淡い期待を抱いていたのです。
そして、なんとか払えるだけのお金を工面し、タクシーの元へ。


そしたら運転手が
「あぁ端数はいりませんよ、おまけします」



おまけの金額、187円。。。
っていうかいらない。そんなおまけ。


散々だった。っていうかもうタクシー乗りたくない。