合コンですよ、全員集合・・・・しろやっ!

実はネタがたまってます。
結婚式の話、不法侵入の話、漫画喫茶の話、渋谷で飲んだくれた話。
それらの話よりもこの話を先に書こうと思います。


題名にも書いてあるように合コンしてきました。
もちろん幹事です。
4対4なんですが、そのうちの男2人、女2人はすでに顔見知り。
こっち側は当初、ふなっちゃん、ドラ、あべちゃん、私の4人で行こうとしてました。




が、しかし
当日の朝になってあべちゃんに仕事が入り、ドタキャン。
仕事の辛さはよくわかる。
私も会社の飲み会の幹事だったのに、幹事にも関わらずその飲み会に行けなかった事もあるし
合コンだって大遅刻したことだってある。
幹事不在で
「先始めてて」
などという暴挙に出た事だってある。




からしょうがない。
でもしょうがないで済まない事は一個ある。
それは




「ドラの面倒を誰が見るんだ」




って事。
私の脳内ではドラが暴れてもあべちゃんがそれを食い止める、いわば防波堤になってくれる予定だった。
その防波堤がなくなったという事は、街は大洪水になる可能性が高い。



それだけはなんとしても食い止めなければならない。
で代わりの防波堤を考えてみる。




ダメだ、カンベっていうしょっぱい子しか思いつかない、しかもやつは神戸にいる。
地理的な条件ですでにダメだ。
あとの候補は、みんなダメ。
むしろ失礼な感じになってしまう。






なので腹をくくって、自分が防波堤になろうと。
正直、厳しい戦いになるのは決戦前からわかっていた。
一人二役をこなすのは絶対に無理だ。
なおかつ前日あまり寝てない。



とりあえず人員確保が先決だと思い立ち、懸命に探すものの
みな仕事など予定が入っていてOKがなかなかもらえない。
必死で探した結果、前の会社でお世話になった方からOKをもらう。
すでに時刻は6時近く。
決戦時刻は7時半。1時間半前にやっと戦闘体制が整うというお粗末さ。







結局、会合は8時開始。
それでもこっちは仕事の都合上来てない人までいる。
まずは4対3でスタート。



ダメだ、予想以上に頭の回転が悪い。
うまく話に乗れてないし、乗ってもイマイチ疎外感を感じるほどだ。
隣ではドラさんの調子がかなり上がってきている。
ヤバイな、防波堤になれるのか、コレ。





結果から言うと何もできなかったに等しい。
ドラから生まれる荒波を私はほとんど街中へと進入させてしまった。
街がドラ一色に染まっていくのが手に取るようにわかる。



それは即ち、この会合がうまくいってない事を意味する。





過去の例でいうと
あれは大学生の時に高山さんという私の悪友がいて
その高山さんと合コンに言ったときに、高山さんが合コンがスタートして5分くらいで
「ゴメン、おっぱいもませて。もしくは見せて」
というセリフを連呼し、15分後には私たちの前には席がぽっかり空いた時があって
それに近いインパクトすら今回感じる。




しかしあのときは、あまりにも高山さんと私がひどすぎて
普通にしていた人がうまく色んなものをさらって行ったのだ。
なので諦めてはいけない。



そう自分に言い聞かせ、なんとかうまくドラを調整しようと試みる。
しかしドラはお構いなしに進んでいく。
途中でビールを流し込んだが、当然勢いは止まらずむしろ悪い方向へ。



競馬で例えるなら
「追い込み馬なのに暴走して逃げに出て、そのままビリで終わる」
といったところだろうか。





もう無理。
そもそも人数すら揃ってない。
ドラは
「そのつめかわいいねー、俺にもやってよ」
「ディズニーランド行こうよ」
「うちに泊まりに今日おいでよ」
の繰り返し。
#後で聞くとこのあたりで記憶は既になかったとの事



そのうち、相手側のハルミちゃんが帰っていった。
「中座します」
といい残し、そのまま帰ってくることはなかった。中座じゃなかった。
これで3対3だ。ある意味対等な関係。





そしてもう一人、仕事で遅れてる人から電話が。
「今、アルタの通りをずっと通って新宿5丁目にいる」との事。
しかしそれはアルタの通りではないはずだ。それは靖国通り明治通りの交差点のはずだ。
なので聞いてみると、アルタの通りは過去の話で5丁目の交差点にいるのは間違いないって事だった。
なので
「そこから動かずに待っててください、今から迎えにいくので」
と言って待っててもらうことに。




しかし行ってみるといない。
再度、電話。
すると待ちきれずに他の場所に移動したとの事。





待ちきれずって、2,3分じゃん。。。。頼むよ、旦那。




そうしてやっと合流して、なんとかメンバーは一人抜けたものの全員集合。






はい、ここでタイムアップ。
2次会に進むことに。




2次会でもドラの勢いは衰えない。
店員さんにも絡んでます。もう無理。ドラから説教まで始まった。
私はもうすでに疲労がピーク。他にも色々考えながらやってたし。というか何も食べてない。
しばらく放置しちゃいました。




するともちたろうさん(女性)がやりました。
タバコをドラに押し付けました。
#記憶違いかも知れない。もしかしたら顔面ビンタだったかも知れない。





どうしようもない感じで2次会が終了。
こうなったのは私の責任もあるし、ドラを送っていく事に。





ドラはふらついて動けません。
そして新宿の夜空に向かって、彼は叫びます。






ファ○ク!!!!!






ファックはお前だよ。あっ、言っちゃった。
その後も暴走機関車は止まらず、歩いてる人にも「死ね」などと言ってます。




もうホント済みませんでした。 >通行人及び関係者





一応、彼を無理矢理帰して一部の人で集まっていた3次会に。



やっと落ち着いた感じで飲めます。
しかし気付いたときにはもう電車はありません。




みなさんとお別れして、タクシーで帰る事に。



またここから事件が。
タクシー乗って、眠かったので運転手さんに
「寝ます。近くなったら起こしてください。目的地までの道順は任せます」
と言い残し、就寝。






そして起こされると、ちょっと離れた駅のあたり。
そこでメーターを確認すると、仰天。






にまんにせんえん?漢字に直すと2万2千円?





コラァ、ボケェ。どこをどう行ったらそんな金額になるんじゃい。死ねー。




運転手を問い詰めるとしどろもどろ。




こう見えてもタクシー好きです。
新宿から渋谷から、東京駅からタクシーに乗るのが意外に好きなんですよ?
だからどれくらいの金額で行けるか大体わかるし、最短で行く道だって知ってる。



でも眠かったんだ、眠かったからそれをイチイチ指示するのもめんどくさかった。
だからあえて何も言わず任せた。




それをこいつは逆手にとったんですよ、きっと。




もう許せねぇと思って、脅迫に近い状態でさらに問い詰める。
そして私も興奮していたのでしょう。
タクシーの中にある、運転席の真後ろにあるプラスチックの板があるじゃないですか。
#正式名称はわからない。

あれを持って話してた途中、






バキッ






ん?はて?






あ、折れてる。








いや、一応弁明しておくと「折った」んじゃなくて「折れた」んです。
携帯と違って「折れた」んです。






それが幸いしたのかどうかわからないけど
運転手は私に終始「すみません」を繰り返し、だいぶ安くなりました。
それでも高いには変わらないんですが。








とっても疲れた一日でしたとさ。


#追記
後日、ドラから昼すぎに公衆電話から電話がかかってきて携帯をなくしたらしい。
どこにあるか知らないかって聞かれたから、当然知る由もなく
「しらんけど、探してみる」
と言って放置してたところ、1時間後にもう一度電話がかかってきて無事捕獲したらしい。
携帯は警察にちゃんと届けられてて留守電にはドラの声にならない声が入っていたらしい。




「頼むから返してくれよ〜、オレの携帯」



という言葉もあったそうだ。
返すも何も、お前が勝手に落としてれば返ってくるわけないよねって言おうとして止めた。




ま、楽しかったかな、そういう意味では。