眠る彼女、電話する彼氏

会社の新人飲みに行ってきました。
新人ってカテゴリーに入れてもらって申し訳ない気分でいっぱいなんですが。

新人は私を含めて４人。
普段言えない不満を言おうじゃないのという趣旨で行ったんですが
不満というよりは、愚痴がほとんどでしたね。

１次会ではほとんど飲めない人を除いて、かなりの量を飲みました。
途中から日本酒→焼酎→ウイスキー→焼酎→日本酒のサイクル。

店を出るときには私と飲めない人はわりと大丈夫だったんですが
男女一人ずつ、立てない状態になりました。
しかも終電なんてとっくにないので（始まった時間も遅かったし）、２次会に行く事に。

その時、潰れていた女の子が
「今から彼氏が迎えに来るんです」
と言っていたんですが、まだ着くまで時間あるしって事で２次会に来ました。

その女の子も含め、１次会で死んでいた２人はそのまま２次会でも死んでました。
しかし途中から、その女の子の携帯が鳴り始めます。
みんなで
「きっと彼氏からだよー」
と言っていたんですが、微動だにしません。

死んでいたがホントに「死んでいた」になるんじゃないかってくらいピクリとも動きません。
でも息はしている様子なので、単に寝ているんだろうと放っておきました。

しかし携帯は頻繁に鳴り続けます。
でも彼女はまったく起きません。

しかたないので、寝ている首の所に携帯を乗せてみて反応を見たんですが
やっぱり起きません。

携帯は寂しそうに何度も何度も鳴り続けます。
しかし何度起こしても起きてくれません。

ようやく目を覚ましてくれたのは、２次会が始まってから３時間経過した頃。
この機会を逃してはならないとみんなで必死に
「彼氏に早く電話するように」指令を発令し、電話をしてもらって飲み会の会場に来てもらうことに。

彼氏は数分で来て、「すみませんでした」と一言だけ残し、彼女とともに去っていきました。
しばらくして私たちも店から出ると、道の向こう側に２人の姿が見えます。

喧嘩でもしてるんじゃないかとドキドキ。
実際、彼氏としては不満たらたらの状況でしょう。
私なら、速攻で縁を切りそうな勢い。

そういえば、昔これに似た事がありました。
当時付き合っていた人から夜中に電話がかかってきて、
「今、○○で飲んでいるから始発で迎えに来て！」と。

しょうがないから始発でその場所に向かったんですが
何度電話しても通じないわで１時間くらい粘って帰りました。

その後、音信不通にしてやりました。
謝られても許しませんよ、そんなの。
メールで一言「死ね」とは入れておきましたケド。

そう思えば、その彼氏は３時間近くも電話をし続けたので賞賛に値しますね。
愛ですかね、愛。

でもその後、仲直り的な事をしたのかは聞いてません。
さらに言えば、別れたようなニュアンスのメールが来たんですが、よくわからないフリをしました。

なぜなら１次会で煽って飲ませすぎた気持ちがあるので、後ろめたくてしょうがないからだ。